認知症の周辺症状を軽減

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認知症で困る周辺症状

認知症は物忘れと場所や地名が分からない等の見当識への障害が主な症状として知られています。ですが、本当に認知症を患う事で困るのはその周辺症状といえます。周辺症状とは、抑うつ、幻覚や妄想、興奮や徘徊といったもので、これらの症状は突然出現し、予期せぬ事態を招く事になります。単に物忘れ程度であれば、高齢であれば仕方がない様に言われますが、攻撃性や幻覚が生じると、何かしらの処置を考える必要が出てきます。特に徘徊や興奮症状が続くと、日常生活面での影響は大きく、始終目が離せない状況になりかねません。症状が進行する前に、早期発見、早期治療が必要不可欠です。特に精神科や老年医学に詳しい病院を受診すると、認知症に関する日常生活での困りごとに関して、詳しく聞かれます。その際に、妄想やイライラなどの症状を減少させる為に効果があるのが、抑肝散という薬です。抑肝散はイライラや興奮を軽減する効果が期待できる薬です。特に精神病薬に効果が認められなかった場合に、処方される事が多く、副作用も少ない事から現在では幅広く使われている薬です。抑肝散を処方する病院やクリニックは増えており、認知症の診療が出来る所では幅広く処方されています。抑肝散の効果を示す論文や学術的な研鑽を通して、副作用が少ない薬という事も利点です。従来の精神病薬には歩行時のふらつき等を助長する危険性もある為、効果が期待できても、身体的な危険を引き起こす可能性がある場合には処方が難しかったりします。そんな中でも抑肝散は認知症の周辺症状に効果を示し、アルツハイマー型の認知症者に適用が多いようです。認知症に関しては、周辺症状が長期に出現すると、円滑な家族関係の悪化や、症状の増悪が懸念されます。その為、常日頃から近隣のかかりつけ医を持ち、発症早期から相談できるのが大切です。特に高齢世帯のみで生活をされている場合は、認知症の初期症状に気が付きにくいといえます。その為、日頃から家族が集まる際に、病名だけでなく、具体的な薬の名前を出し、その効果等について話が出来るのが良いでしょう。病院でも受付の窓口等で認知症に対するパンフレット等を無料で配布している所もありますので、身近に接してみる事をお勧めします。